ごあいさつ
モンゴル国と日本の外交関係が樹立されたのは、今から40年近く前の1972年でした。当時はダイレクトに日本に飛ぶ便利な飛行機もなく、首都ウランバートルから、旧ソ連のイルクーツクへ、さらにハバロフスクから新潟で入国し、そして列車で東京へ。そのような時代を経ておりますので、モンゴルの外交官にとって、新潟は忘れられない思い出の地です。日本にモンゴル国の名誉領事館は、札幌、名古屋、大阪、福岡とあり、5番目に設置されたのが新潟市です。
私自身のモンゴル国と最初の関わりは1996年にウランバートルで開かれた「第6回北東アジア経済会議」からです。北東アジアに発展に意欲もつ者の一人として参加しました。初めて訪れたモンゴル国では大歓迎を受け、迎賓館の歓迎会や若手財界人との懇談会にも出席しました。モンゴル事情はよく分からないながらも、私は経済技術協力の重要性を説きました。2006年、建国800年祭では、国をあげてのナーダムを見学しました。モンゴル国軍を動員してのパフォーマンスも圧巻でした。個人的な興味は別として、私の実際のモンゴル体験はこの程度のものでした。
2006年秋、新潟県当局からモンゴル国名誉領事就任の打診を頂きました。私の北東アジアとの付き合いは、もっぱら中国、韓国、ロシアであり、モンゴルについてはあまり詳しくないため固辞しました。それでも「新潟を中心とした環日本海圏のために」と言われ、新潟県知事、新潟市長などの推薦を受け、日本国外務省を通じてお引き受け致しました。
2007年7月に渋谷区松涛の駐日本モンゴル大使館で認証式が行われました。名誉領事は「名誉職」で、役割はほとんどないと思っておりましたが、自国民の保護、査証の発給、そして経済技術協力拡大など「領事」としての職務があります。モンゴル国は美しい大自然の国であり、それと同時に目を見張るような経済発展も遂げています。
「大相撲で強い力士が活躍する国」というだけでなく、皆さまにモンゴル国の真の素晴らしさを知って頂き、そして気軽にモンゴル国を訪れて頂きますよう、心より願っております。
![]()
在新潟モンゴル国名誉領事館
名誉領事 中 山 輝 也